10月31日はハロウィン! 日本でも年々盛り上がり、仮装姿は秋の風物詩となってきましたが、そもそもハロウィンの由来・起源とは何でしょう? 日本のハロウィン事情とともに紹介します。
10月31日のハロウィン(HeIIoween)は、11月1日の「諸聖人の日」「万聖節」(All Hallo)の前夜祭(All Hallo Eve)という意味。紀元前5世紀頃にケルト人が行っていた祝祭に由来します。古代ケルトでは11月1日に暦がかわったため、10月31日は年の変わり目にあたりました。そこで、収穫・豊穣を祝うとともに、悪魔払いをするようになりました。この日は、先祖の霊に便乗し、悪魔や魔女がやって来て災いをもたらすと信じられていたからです。
日本では、1970年代に原宿の「キディランド」がハロウィン商品の販売を開始するなど、商業として入ってきましたが、当時の注目度は高くありませんでした。その後、1983年に原宿表参道でハロウィンパレードが開催されるようになり、1997年に東京ディズニーランドがハロウィンをテーマにしたイベントを開催するようになってから認知度が高まりました。すると関連商品も出回るようになり、子供がいる家庭や若者を中心に楽しいイベントとして浸透していきました。今では全国各地で様々なイベントが開催されています。
とくにここ数年の盛り上がりにはSNS人気も関係しており、仮装姿は写真や動画にも最適で、投稿すれば輪が広がる時代にマッチし、テレビ、雑誌などのメディアも話題として取り上げることが多く関連商品が売れるので様々な業界が便乗し、加速していきます。
日本記念日協会によると、2019年度のハロウィンの累計市場規模は約1155億円(2020年度は新型コロナウィルスの影響で推計不能)。2005年は約120億円だったそうですから、すごい伸びです。今後ハロウィンの市場規模が拡大する可能性は高く、数年後には2000億円規模に成長する見込みだとか。
当日は家族や友人と面白楽しく過ごしてくださいね。