障害者事業所での作業の代表格とも言える、「箱折り作業」。
ボール紙をあらかじめ指定された折り目に沿って折り、箱の形にして納品というもので、多くの障害者事業所で取り入れられています。
「誰にでもできる仕事」と言ってしまえばその通りなのですが、やってみて初めて分かることは、「『誰にでもできる仕事』をし続けられるか?」という、「忍耐力」を要求されている、ということです。
私たち障害者は、その障害の種別(身体・知的・精神等)を問わず、心のどこかで「だって俺(私)は障害者なんだから・・・」という「言い訳」を隠し持っています。
ある程度は障害に対する配慮はされても、人間は皆平等である以上、仕事の面では健常者と同様の苦労や忍耐を要求され、「言い訳」は通用しません。
地味な仕事で、正直言って嫌気がさすときもありますが、そんな時は「社会人に言い訳は通用しない」という「初心」を思い出しています。
By いまここメンバー