祇園祭は、毎年7月に京都の東山にある八坂神社で執り行われる祭礼です。大阪の天神祭や東京の神田祭とともに「日本三大祭り」の一つとされています。2009年にはユネスコの無形文化遺産に登録され、街のど真ん中を練り歩く巨大な「山鉾」は、京都の夏の風物詩となっています。

祇園祭は毎年7月1日から31日まで約1ヶ月にわたって行われ、その中でも特に盛り上がる日は「宵山」と呼ばれる3日間と、山鉾が巡回する「前祭」です。宵山の15日と16日には、メインストリートである四条通や烏丸通が歩行者天国となり、屋台も立ち並びます。山鉾巡行は前祭が7月17日、後祭が7月24日に行われます。

山鉾巡行には前祭と後祭の2つのイベントがあります。前祭は神様が旅行に行かれる際の「神幸祭」として行われ、規模が大きく華やかです。一方、後祭は神様が旅行から帰られる際の「還幸祭」として行われ、静かで伝統的な雰囲気を楽しむことができます。両方の山鉾巡行を見学することで、祇園祭の魅力をより感じることができるでしょう