立春から数えて135日目・芒種から5日目、太陽の黄経が80度に達すると、そこから約1カ月が「梅雨」となります。梅雨入りすると湿度が高く、雲が重く低く垂れ込め、どんよりとした空模様が続きます。田畑には青々とした稲穂が伸び、風に揺れる様子が美しく、雨に濡れていると尚更風情があります。しかし、灰色の雲が空を覆っていると、陽射しは遮られます。
梅雨が終わると、青々とした新緑が目に映り、空気は澄んでいて、雨上がりの空気は爽やかで、日差しも柔らかくなります。雨が降ることで、自然界は活性化し、新たな命が芽生える季節でもあります。