「山の神様」が、春になると「田の神様」となって里に降りてくるといわれています。桜の花が咲いたらその印とされ、縁起の良い物として伝えられてきました。桜漬けにお湯をさした桜湯はお見合いや婚礼などのお祝いの席でいただく習慣は今も残っています。
桜は日本人にとって縁深い花で、愛でるだけでなく、着物や小物などあらゆるものにあしらわれたり、桜そばや桜ご飯など、食すものにも多く用いられます。
皆さん お花見には行かれましたか?
4月8日「花まつり」
仏教の開祖であるお釈迦様の誕生日をお祝いするお祭り。灌仏会(かんぶつえ)・降誕会(ごうたんえ)などとも呼ばれます。もとはインド古来の行事でしたが、日本でも7世紀はじめ頃、推古天皇の時期には行われていたようです。
お釈迦様が生まれたときに甘露の雨が降った
という故事にちなんで、たくさんの花を飾った花御堂(はなみどう)に安置した誕生仏に甘茶を濯いで礼拝します。4月になると気分もうきうきしますね。