3月3日のひな祭りは桃の節句とも言われ、女の子の無事な成長を願う行事です。女の子のいる家庭では中世の宮廷人になぞらえたひな人形を飾り、白酒を飲んだりカラフルなひなあられを食べたりしてお祝いします。

ひな祭りの起源は、中国から伝わった上巳（じょうし）の節句だとされています。日本ではこの日に身についたけがれを人形にたくして川に流すという風習がありました。このお祓いの行事と中世の宮廷の女性達が遊んだひいな人形とが合わさったものからきているという説が有力だそうです。

別の楽しみ方として、初節句(生まれた最初の年の桃の節句)では写真撮影をする家庭も多いです。またSNSできれいな和菓子の写真をあげてお店の宣伝をするなど、現代では形にとらわれない多様な楽しみ方で親しまれているようです。