『日本書紀』の天智天皇10年(西暦671年)4月25日の項に
「漏刻(ろうこく:水時計のこと)を新しき台に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す」とあり、
天智天皇が水時計を置いて鐘やつづみで人々に時刻を知らせた記述がみられます。
天智天皇10年の4月25日を新暦にあてると、6月10日になります。
時の記念日は、水時計を使って日本で初めて時刻が定められたのです。
ちなみに水無月(みなづき)は新暦では梅雨時ですが、旧暦の六月では梅雨が明けた酷暑の頃。
厳しい日照で水が干上がり水の無い月「水無月」と呼ばれていました。
六月がはじまり梅雨が明けるまでしばらくは天気が悪い日も続くかもしれませんが、子供たちのようにいつもと違う景色を見て楽しむくらいの気持ちをもちたいものですね 。