半夏生(はんげしょう)
夏至から11日目に訪れる雑節のこと。語源ともいわれる「半夏」とは、サトイモ科の烏柄杓(からすびしゃく)という植物で初夏に花が咲きます。
この日に降る雨を「半夏生雨」といい、この頃までに田植えを済ませる習わしが農事の大きな節目とされていました。田植えが終わるとひと休み。収穫したばかりの麦でうどんを打った夏団子をいただきます。
関西では、稲の根が蛸の足のようにたくさんわかれてしっかり根付くようにとの願いを込め、蛸をいただく習わしが残っています。一家に一台たこ焼き器が自慢の大阪でたこ焼きを作ってみてはいかがでしょうか。