「二十日正月」とは、1月20日のことで、正月の終わりと考えられている節目の行事です。お正月は、「歳神様」をお迎えして一年の福を祈り御祝いをする行事です。その歳神様が、二十日正月に、しかるべき場所へ帰られると考えられています。現代では特に何を食べるわけでもなく、この日の前後に門松などを片付ける人が多い印象です

この日には既に仕事や学業を始めている人も多いのですが、無事に新年を迎えられ、日常生活が始められたことに感謝をし、家族と共に日常の大切さを再確認するのに適した日です。睦月には「親族一同が集って宴を開く、睦み合う月」という意味があります。親族同士が肩を寄せ合い過ごすことが望まれる月なのです。年末年始には、普段なかなか会えない親族の元に帰省しますが、年が明けて日常が戻るにつれ、気に掛けることも少なくなります。二十日正月を機に、また相手へ連絡を入れて様子を伺ってみてはいかがでしょうか